DHA・EPA配合サプリの選び方
中性脂肪対策のためにも、「DHA・EPA」が含まれたサプリメントを上手に活用したいところ。
とはいえ、数が多すぎて、何を基準に選んだら良いのか分からない…という人も多いのではないでしょうか。
ここでは、そんな方のために「DHA・EPA」が含まれたサプリメントの選び方をご紹介します。
色んな商品があって悩まれたときに、ぜひ参考にしてみてくださいね。
「DHA・EPA」が合計で500mg以上配合されているものを選ぶ
まずは、配合している量。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2010年版)」によると、1日1000mg以上の「DHA・EPA」を摂ることが推奨されています。
しかし、日本人は現状、平均して1日で500mg程度しか摂れていないと言われています。
その中でも、20代はなんと2割ほどしか摂れていないというデータもあるんです!
食の多様化が進み、肉が中心となって魚離れが深刻な日本では、DHA・EPA不足は深刻化しています。
日頃魚をあまり食べる機会がない…という方は、ぜひ「DHA・EPA」が合計で500mg以上配合されているものを選びましょう。
食事だけで「DHA・EPA」を1000mg摂ろうとすると?
生の魚からEPAを摂取する場合、どれくらい食品の量が必要となるのでしょうか。
実は…マグロの刺身9人前!
生の魚だけでEPA・DHAを摂取し続けるのは、少し大変そうですよね。
そんなときの強い味方が、魚の缶詰。
じつは、サバ缶やイワシ缶などは1缶に1000mg以上の「DHA・EPA」が含まれているものが多いんです。
1人で1缶食べることはあまりないかもしれませんが、積極的に日々の食事に取り入れることで「DHA・EPA」不足の解消につながるかもしれません。
ただし、「DHA・EPA」は酸化しやすい性質を持っているので、生の刺身であっても缶詰であっても、開封後はできるだけ早く食べるようにしましょう。
「EPA」の量が多いものを選ぶ
中性脂肪対策のことを考えると、「DHA・EPA」の合計量だけではなく、「EPA」の量がとっても大切です。
これまで行われてきた研究の中で、血管の健康にとってより必要なのは「EPA」ということが分かっています。
また、「EPA」は「DHA」に変換されるため、「EPA」配合量の多いものを摂っていれば、「DHA」が不足する可能性も低いです。
同じくらいの「DHA・EPA」の合計量のサプリメントで迷った際には、金額だけではなく、「EPA」の配合量にも着目してくださいね。
サポート成分が充実しているものを選ぶ
せっかくサプリメントを選ぶなら、「DHA・EPA」だけではなく、ほかの健康に良い成分も一緒に摂れると嬉しいですよね。
ここでは、「DHA・EPA」と一緒に摂りたい、サポートをしてくれる代表的な健康成分を紹介します。
ナットウキナーゼ
納豆のネバネバ部分に含まれている、タンパク質を分解する酵素がナットウキナーゼです。
ナットウキナーゼは、血栓の主成分である「フィブリン」に直接働きかけ、分解(溶解)する作用をもっています。
血栓は深夜から早朝にかけてできやすいため、ナットウキナーゼを摂取する時間帯は、夕食後や寝る前がよいと言われています。
リコピン
トマトの赤い色素である「リコピン(カロテノイド)」には抗酸化作用があり、摂取することで悪玉コレステロールが低下し、生活習慣病の改善につながると考えられています。
アイルランドのクイーンズ大学の研究によると、トマトのリコピンを摂取することで、善玉のHDLコレステロールの働きを高めるのに必要な酵素が増えていたという報告もあり、コレステロールの対策にもぴったりの成分です。
乳酸菌
乳酸菌はヒトの身体にとって良いはたらきをしてくれる「善玉菌」です。
腸内環境を整える効果が有名ですが、そのほかにもコレステロールの濃度を下げたり、免疫力のアップや睡眠の質の向上、ストレスの緩和などさまざまな効果が期待できます。
ビタミンE
酸化に弱い「DHA・EPA」。酸化してしまうと本来の力が発揮できなくなってしまうため、酸化防止力のあるビタミンEが一緒に入っていると安心です。
ビタミンEのほかにも、クリルオイルやオリーブ葉エキス、セサミンなども酸化を防止してくれます。
自分に合った「DHA・EPA」配合サプリを選んで健康な毎日を!
人気の成分「DHA・EPA」が配合された商品は、ドラッグストアに並んでいるものだけでも沢山の種類があります。
選び方のポイントを活用して、ぜひご自身に合ったサプリメントを見つけてくださいね。